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保健師のひろば

健康コラム 2020年3月号

2020.03.26

『 働き方の見直し ~ テレワーク導入の視点から ~ 』

毎年3月は東日本大震災が起きたときのことを思い出しますが、現在の状況もなんとなく似ているような気がしています。新型コロナウイルス感染症によるイベントや外出の自粛、休校、マスクや日用品の欠品等もあり、いつ落ち着くのか先が見えない不安を感じながら日々過ごしていることと思います。
企業では、今回、感染拡大防止のために、出社せず、在宅勤務に切り替えるという対策をとっているところが多くなっています。県内では、感染者がいないこともあり、通常通り出社し、業務を行っているところがほとんどとは思いますが、この機会に「出社して業務を行う」というこれまでの「固定的な働き方」について一度検討してみてはいかがでしょうか。
昨年、さんぽ山形メールマガジン第138号の健康コラムで、治療と仕事の両立支援を実現する方法のひとつとして、テレワークについて掲載しました。
(掲載先:https://yamagatas.johas.go.jp/mailmagagine/2019/08/581.html )
人材確保やワーク・ライフ・バランスの実現、今回のような予測できない事態(災害等含む)が起こったときの業務への影響を最小限にするために、業務の見直し、テレワークの導入の可能性や準備(ペーパーレス化や情報共有など)を検討・実施しておくことは重要であり、取り組みが業務の効率化にもつながる可能性があります。
今年の3月9日から、「時間外労働等改善助成金」(※令和2年4月1日以降は「働き方改革推進支援助成金」に名称変更予定)に新型コロナウイルス感染症対策を目的とした取組を行う事業主を支援する特例コースが時限的に設けられています。
業種によってはテレワークの導入等は難しいという声もあると思いますが、どんなものかを知っていただき、働き方・業務の見直しの参考にしていただければと思います。今回は、テレワークに関する資料についてご紹介しますので、ご覧いただけたらと思います。
・テレワーク総合ポータルサイト   https://telework.mhlw.go.jp/
テレワークについての情報、導入事例などが掲載してある厚生労働省のサイトです。
・テレワーク相談センター(厚生労働省委託事業) https://www.tw-sodan.jp/
テレワークについての相談に対応し、テレワーク導入希望企業へ労務管理の専門家を無償で全国各地に派遣しています。
・時間外労働等改善助成金(新型コロナウイルス感染症対策のためのテレワークコース)https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/jikan/syokubaisikitelework.html
・リモートワークの導入についての書籍の無償全文公開(2020年3月末日まで)
https://www.sonicgarden.jp/202003_remoteteam
・TOKYOはたらくねっと テレワーク業界別ハンドブック「TELEWORK活用ヒント」
https://www.hataraku.metro.tokyo.lg.jp/hatarakikata/telework/handbook/

担当:山形産業保健総合支援センター 産業保健専門職(保健師) 板垣

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