保健師の2月のつぶやき
産業保健専門職の渋谷です。ご無沙汰しております。
再来月で、当センターにお世話になって2年になります。センターの皆様はじめ、関わらせていただいた全ての皆様に感謝しております。今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
私の地元はまだ時々雪が降ります。山形の冬は、除雪のために、寒い中、早く起きて、通勤ラッシュ回避のために早く家を出て、帰りもまた雪をはいて、帰宅ラッシュの中を帰るパターンが多いのではないかと思います。春が待ち遠しいですが、まだ寒く、路面凍結もあります。冬季期間は雪による被害や事故も多く、睡眠不足や疲労による注意不足は避けたいです。
昨今の電気代の高騰は、全国から悲鳴が上がっていますが、雪国では暖を取るための電力使用は欠かせません。寒いのを我慢しては、体力が奪われ、免疫力も落ちてしまいます。節電や体力・免疫力の向上のために、早起きだけでなく早く寝ることも心がけたいですね。
私は、高校時代、路面凍結した歩道で1日に2回も転倒したことがあります。それ以降、雪道は気を付けて歩いていますが、先日、雪に覆われた鉄板に気づかず、その上で転倒し、尻もちをついてしまいました。優しい小学生、交通整備の方、ご近所の方が心配してくださいました。恥ずかしかったですが、転倒は他人事じゃないと実感しました。また、労働災害で1番多い理由が分かったような気がしました。
年々寒さが増しているのか、私が寒さに弱くなってきたのか、最近は家事を済ませたら厚手の半纏を羽織り、じっとしています。入浴後は急いで寝間着を着るものの、スマートフォンを見たり、読書をしているといつのまにか身体が冷えていて、なかなか寝付けないことがあります。運動不足や寝不足、どうにか改善しなくてはと思っているところで、この文章を書かせていただいたので、どのように行動変容をするか、これを機にちゃんと考えたいと思います。
身体が温まり心身ともにリラックスした状態になると、深部の体温が下がり、良い眠りに入りやすくなりますが、身体が冷えてしまうと、心地よい眠りに入るまで時間がかかってしまいます。寒い冬、入浴後は湯冷めする前に床につく、軽くストレッチをするなどして、睡眠時間をしっかりとること・睡眠の質を上げる事を意識してみようと思います。好きな音楽を聴いたりするのもリラックス効果も上がりそうです。
また、冬は体の内側から熱を作る食べ物も積極的に摂りたいです。大根、ごぼうなどの冬野菜は身体を温める効果があります。ショウガやネギも血行を良くしてくれます。最近、実家から冬野菜が届いたのでひと口大にカットしジップロックに入れて、冷凍保存しました。寒くて料理が面倒な時に鍋に水と市販のスープの素とそれらの野菜を入れて火にかけたら、立派な鍋料理ができることを知りました。身体が温まり満足感があります。エネルギーを産生してくれる白米も冷凍してストックしていますが、食べ過ぎには気を付けたいと思います。
暖かい春の訪れは、もう少し先のようですが、規則正しい生活や心と身体の健康を意識しながら、元気に過ごしましょう。