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保健師のひろば

健康コラム 2019年6月号

2019.06.25

『夏なのに太ってしまうのはどうして??』

暑い夏はちょっと動くだけでも汗をかくので、「よく動いた」「やせたかも」と錯覚してしまいますが、この汗は体温調節のためで、エネルギー消費はほとんどありません。さらに、「汗をかくのがイヤで動きたくない」という意識が働くため、自然と運動量が減ってしまいます。もともと、夏は気温が高く、体温を上げる必要がないため、基礎代謝も下がりがちで、実はやせやすい季節というわけではないのです。

他にも、食欲がないからとそうめんなどの麺類ばかり食べたりすることで、栄養が偏るため、エネルギー代謝がうまくいかず、太りやすくなってしまいます。

また、暑いと入浴するのが面倒になり、シャワーだけで済ませることも多くなると思いますが、これも太りやすくなる原因のひとつです。

== 夏太りのリスクをチェック! ================

※チェックの数が多いほど、夏太りしやすい傾向にあります。

・冷房の効いた部屋で過ごす時間がほとんどである

・夏は食欲がなく、さっぱりしたものばかりになる

・夏はスタミナをつけるため、高カロリーな食事をとっている

・入浴せず、シャワーだけで済ませることが多い

・夏は汗をかくので、体を動かすことは極力避ける

・エレベーター移動が多く、階段はほとんど使わない

== 対策 ===========================

1.夏の食事には、身体を冷やす働きのある夏野菜をとり、極端な食生活に  はならないよう心がける。

2.夏でも入浴、こころと身体のリラックスと代謝アップを(ぬるめのお湯に10~20分程度の入浴がおすすめ)。

3.階段をつかう、座りながらかかとの上げ下げ、など、身体を動かすことを少しでもよいので生活にとり入れる。

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夏は薄着になり、体形が気になる季節…。毎年夏に太りやすいという方は、日常生活を見直してみましょう!

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