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保健師のひろば

保健師のつぶやきNO.1

2021.09.21

山形産業保健総合支援センターの渋谷です。私がこちらに入職して、半年が過ぎました。
両立支援の相談や健康相談後の健康相談等をさせていただいています。
健康相談を受けていると、複数の項目で要検査の人、過去の健診からデータ不良で改善がみられていない人が意外と多い印象を受けます。それは業種によって特徴があり、建築業や運送業では喫煙率が高く、高血圧やメタボリックも多い傾向にあります。移動が多い、拘束時間が長い、体力の消耗が大きいといった職種はその分心身への負荷も大きく、喫煙、偏った食事になっているのが検査結果から見えてきました。上記の事業所の労働者は平均年齢も高く、その道においてベテランの方々で、会社にとって貴重な存在です。ご本人方が健康に長く仕事を続けられるよう、会社が長く健康に続いていくために、健康相談時の保健師のアプローチや労務管理担当者からご本人への伝え方はとても重要だと思います。
産業保健総合支援センターでは、治療中の方がいる場合も、そうでない場合も、両立支援の話と共に健康講話も行っているのでぜひご活用ください。
長期間習慣化している生活を見直し変えていくのは容易なことではないですが、労働者がご自分の健康状態について興味を持ち、健康状態改善のための行動を起こし、継続できるよう年齢、体力、生活習慣など個別性を重視してご対応させていただきたいと思います。
今後もよろしくお願いいたします。

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